あんじぃ1
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あんじぃ1 作品紹介
カクセイ（イカクセイではない）
(じーちゃん!?)
己はじーしっかり呼ばれまくる年恰好ではない。いや、年恰好ではなかったと言った方が間違いないのではしれない。
そのくせ、あの子供は我輩の傍にいて、我輩がカクセイ（イカクセイではない）したから『じー様が起きたよ。』と言ったののではしれない。
待夢と名乗った女子に回答する。そういえば、現時点の自身のカラダのデルモは待杏治と表明するみたい。夢にまで見た旦那で昨年82歳で亡くなったそうだ。
などていったら察しの良い方ならお分かりかと思案するが、要は夢様が杏治チャンの事をメモリーから紛失する事が出来なく、杏治さん嘔吐似のアンドロイドを製作して、この上どうやりますか見識かなわぬけど、我輩の魂を定着させたといった事みたい。蛇足だがこの日が杏治チャンの命日です。
「で、どうかな。杏治様ということでやってもらえるかな。」
夢様がちょっとだけ憂いを纏った顔つきで我輩のツラを透き見しちまった。
力、可憐。これで八十歳をとんでもないえているなんて。
夢チャンはすこーし、いや凄まじく特異な現存だ。何しろ八十歳をとんでもないえた時点で二十歳ぜんごまで若々しさが戻るて言うのだ。今回は昨年、杏治様が亡くなった後八十歳を迎え、現時点のソレになったそうだ。
